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[SS]あったはずの未来

どもっす!

今日は3月31日。日本の学校関係の方だと年度末という人が多いのではないかと思います。今日までは小学生で明日から中学生とか。実は私も、今日までと明日からで所属が変わる人です。

そんな今の気持ちを反映させつつ、SSにしてみました。
すごい久しぶりのSSなので、ダメダメだと思いますが、それでもいいという方、追記からどうぞ~
「今日で、最後か。」

誰も聞いていないとわかっているからつい口に出してみたくなる。

後悔なんてしていない。でもやっぱり考えちゃう。

そんな最後の日。



あったはずの未来




「何が・・・最後なの、なのは?」

こんな時間に、この場所にいるはずのない人がすぐ後ろにいたらしい。

「うーん?なんでもないよ、フェイトちゃん。」

そう。なんでもない。大したことじゃない。
だから声をかけてくれた相手に安心してもらえるように、
手すりに体重を預けつつ、振り返りながら名前を呼んだ。

「なのは、なんでもない人は夜中に学校の屋上にいたりしないよ。」

うっ。痛いところを突いてくる。

「にゃはは。そうだね。でも本当になんでもないんだよ?」

いつもの私らしく、今できる精一杯の笑顔を返す。

春にしては冷たい外気。
明日からは4月だっていうのにたくさんの花が咲くとは思えない位。

誰かに話すつもりなんてなかったけど、フェイトちゃんにならいいかな。
そう思って思い切って切り出してみた。

「・・・ちょっとね。あったはずの未来を考えてた。」

「あったはず?」

「そう。あったはず。もしも魔法と出会わなかったら、もしもフェイトちゃんと出会わなかったら。」

「それはおかしいよ。もしなのはと出会わなかったら私はここにはいないんだから。」

それはそうだ。フェイトちゃんらしい。

「そうだね。正しい言い方をすると選ばなかった選択肢。
 このまま高校に進んで、大学も行ければ行って、
 就職して、結婚して子供を産んで、子育てして。そんな選択肢。」

そう。アリサちゃんやすずかちゃんともっと一緒にいられたはずの選択肢。

「・・・・っ」

フェイトちゃんが息をのむ声が聞こえた。

「なのは、私っ「それ以上は聞かないよっ!」」

私はフェイトちゃんの言葉を遮った。続く言葉は分かりきっているから。

「な、なのは、でも。」

「でもじゃないの。私はフェイトちゃんと出会えて本当によかったと思ってる。
 選んだのは私。きっかけを与えてくれたのはフェイトちゃん。
 フェイトちゃんは何も・・・悪くない。」

誰が悪いなんてことはない。だって私が選んだんだもん。
魔法の力は手に入れたけど、それを捨て去ることもできた。
逃げ出すこともできた。
大けがした時にやめてしまうことだってできた。

それでも、それは選ばなかった。
ありえたかもしれない未来。

「ねえ、フェイトちゃん。」

「何、なのは?」

何となく答えに予想はつくけど、私からも聞いてみてもいいかなと思って、聞いてみる。

「フェイトちゃんはどうなの?」

「私は・・・。他にできることがなかったから。
 たくさん迷惑もかけたし、今がこんなに幸せなのはなのはや
 リンディ母さんやクロノたちのおかげで、みんなにお返しするには
 これしかなかったから。」

大体予想通りかな。フェイトちゃんらしいっていうか。

「これしかない、か。」

本当にそうかな?

「うん。」

じゃあこれはどう?
思いっきり真剣な目でフェイトちゃんを見つめる。

「フェイトちゃん、結婚しよう!!」

「・・・!!!!!!!!!?????????????」

あれ?固まっちゃったみたい。
一拍あったのちに顔を真っ赤にして答えてくれた。

「ええええ!?な、なのは?それって・・・」

「それで、2人で管理局辞めて、とりあえず高校に行って、お母さんに弟子入りして修行して、
 喫茶翠屋2号店を開店するってのはどう?」

でも実はとっても魅力的な提案のはず。

「なのは、それって・・・」

「冗談じゃないよ?これだって今からやろうと思えばできる選択肢の一つなんだし。」

冗談じゃない。でも、今の私にとっての本気じゃない。
今の私の本気は・・・

「うん。フェイトちゃん、やっぱり、一緒になろう?」

「え、えええええええ!?な、なのはがいいなら!」

またしても顔を真っ赤にするフェイトちゃん

あ、まずかった。さっき結婚しようって言った後だとそう聞こえちゃうか。

「そうじゃなくて、一緒に管理局で働こうってこと。」

「もう!なのはったら、私、本気にするところだったよ!」

「にゃはは。それは、またその選択をしなくちゃいけなくなったときに考えよ?」

そう、選択はしなくちゃいけない時がいつか必ず来るから。

「う、うん。でもいいの、本当に後悔してない?」

「後悔はしてないよ。前に進まないとね。」



3月31日ももう終わる。中学生でいられるのも今日が最後。
明日からは・・・地球ではどうなるんだろう?
無職っていうのかなやっぱり。




Fin















なのはさんも中学を出て、ミッドに移住するときには相当悩んだんじゃないかなと想像。
フェイトさんは海に出ていますからねー。そうそう会えないでしょうし。
1人暮らしのなのはさん16歳とか、すごいなぁ。(私なんか2X歳だけど、親と同居だし)

と、いうわけでここまで読んでいただいて感謝!感謝!です









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テーマ : 二次創作:小説 - ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

黒光(くろみつ)

Author:黒光(くろみつ)
リリカルなのはと出会ってやっと2年(2010年3月時)。
やっと中堅組?ですが、はまったものは深く長く。
SSなどようやく書くのに慣れてきました。
wind-and-bluesky100[at]hotmail.co.jp
連絡用のメールアドレスです。
[at]を変換してからご使用下さい。

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