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[SS]それは大切な贈り物なの(後編)

あまり乱発しすぎて、残弾数なくなってからじゃ手遅れかもと思っていたのですが、
折角拍手ももらえたので、「それは大切な贈り物なの(後編)」を公開します!

分類すると、なのフェイかな?

追記からどうぞ~




茜色の空の下、私はなのはと歩いていた。
ふと、時間が気になった。
「なのは、今何時ごろかな?」

「んっと…ちょうど6時だね。」

そうだ。アリサのお稽古で中止になった再戦からまだ時間からそれほど経っていないのだからそれ位だ。

「そっか。そろそろ帰らないと…」

今日はエイミイの料理の手伝いをすると約束していた。

「…ねえフェイトちゃん、帰りにうちに寄って行かない?」

なのはから誘ってくれるのはとても嬉しい。でも今日はエイミイとの約束がある。

「でも、またあとで練習の時に会えるよ。」

なのはとは夕飯のあとの練習の時にまた会える。そう考えた。

「フェイトちゃん…もう忘れたの?私は今魔力切れで待機中なんだよ?」

…!!しまった!

「あ…ご、ごめんなのは。」

なのはがあまりにいつも通りすぎてすっかり忘れていたけど、なのはは魔力切れなんだ。

「いーんだ。どーせ私のことなんて、どーでもいいんだよね。」

影を落として俯くなのは。
とにかく謝らないと!


「そそそ、そんなことないよ!ただちょっと忘れてたって言うか、えと、あの、その…」


「じゃあ、寄っていってくれるよね?」

「はい!…もう、喜んで!」

もはや私に逃げ道はなかった。

(エイミイ、ごめんね。)

エイミイには心の中で謝っておくことにした。





「それじゃ、先に私の部屋で待っててね。」

いつものようになのはは私に先に部屋で待つように促す。いつもならこの後、なのははお茶とお菓子を持ってきてくれるけど、

「なのは、今日はいいよ。少ししたら晩ご飯だし。」

先手を打っておくことにした。


「ふーん。フェイトちゃんは私の用意したお茶とお菓子はいらないんだね…。そっかそっか。」

え!?また?

「そそそ、そんなこと…」

「にゃはは。ちょっと言ってみただけ。驚いた?」

そりゃもう驚きました。

何故か今日のなのははとんでもなく意地悪だ。

「もうっなのは!」

「ごめんごめん。それじゃ、一緒に部屋に行こう。」


なのはは机に向かって座り、私はベッドに腰掛けた。

「フェイトちゃん、今日はフェイトちゃんに渡したいものがあるの。」

「うん…」

渡したいもの?なんだろう?

なのはは一番下の引き出しから四角い箱を取り出した。

白い箱にはピンクのリボンが巻かれていた。

「はい、フェイトちゃん、これ…受け取って貰えると嬉しいな。」

「もちろんだよ。ありがとうなのは。開けてもいいかな?」

「うん!開けて欲しいな!」


…シュルシュル

パリパリ

かぱっ

「これ…いいの?こんなに高そうなもの貰っても。」

入っていたのは白を基調にシルバーをあしらった腕時計だった。

こっちの世界の価値感覚がまだ良くわかっていない私でも、小学生が簡単に買えるとは思えなかった。

「うん!フェイトちゃん時計持ってなかったから不便だったでしょ?」

「あ、でもなのはがそばにいてくれたから。」

なのはには随分と気をつかわせていたみたいでこっちに来てからは本当にそばにいてくれていた。

「にゃはは。不便っていうこともあるけれど、もう一つ理由があるの。」
「その時計が刻むのは私の時間なの。」

なのはの時間?
疑問に思ったけど黙って続きを聞くことにした。

「ミッドチルダと地球には時差があるでしょ。だから、いつも地球の――なのはの時間が分かる方がいいかなって。アナログの時計だから、管理局に行っても時間は変らないし…」

がばっ

「ふぇ、フェイトちゃん!?」
言葉よりも先に体が動いてしまった。なのはを優しく抱きしめてから、大切な一言を紡いだ。

「ありがとう。なのは。」

「うん。」

「ありがとう…」

「うん!」




この日から私の左腕には白い時計がいつ如何なる時も欠かさず時を刻む―

たとえ時空を違えても同じ刻を


FIN



<あとがき>
 フェイトちゃんって時計持ってないよなぁ。普段どうしてるんだろう?
という疑問から入り、
「そういえば小学生の頃って私は時計してなかったっけ。でも管理局の仕事もあるし、
時計なかったら不便だろうなぁ。」
という思い付きからこんなSSが生まれました。

 ちなみに、前編からは分岐がアリすずルートとなのフェイルートに分かれていますが、
アリすずルートはまだ書いていません。・・・反響が大きかったら書くかも。
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コメント

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感想ありがとうございます!

 >>ななし様

 楽しんでいただけたようで何よりです♪
 このSSはA's時代の設定なので、なのはは純然たる好意からの行動かなと思っています。
 不定期更新となってしまいますが、またよろしくお願いいたしますm( _ _ )m

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プロフィール

黒光(くろみつ)

Author:黒光(くろみつ)
リリカルなのはと出会ってやっと2年(2010年3月時)。
やっと中堅組?ですが、はまったものは深く長く。
SSなどようやく書くのに慣れてきました。
wind-and-bluesky100[at]hotmail.co.jp
連絡用のメールアドレスです。
[at]を変換してからご使用下さい。

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